会長ご挨拶

 

日本母体胎児医学会会長

田中 守

慶應義塾大学医学部
産婦人科学教室
教授

  この度、第41回日本母体胎児医学会学術集会を2018年8月24日(金)・25日(土)の2日間にJR御茶ノ水駅聖橋口前の「ソラシティカンファレンスセンター」にて開催する運びとなりました。本学会は、1978年に日本産科婦人科ME懇話会としてスタートし、1999年に日本産科婦人科ME学会、2008年より日本母体胎児医学会と名称が変更されてきました。会則に「本会は、日本産科婦人科ME懇話会の基本理念を受け継ぎ、医学者(M)と工学者(E)が協力して、産婦人科領域におけるメディカルエンジニアリングの学理および応用の研究を推進する・・・ことを目的とする。」とあるように胎児心拍数モニタリングや超音波断層法の黎明期に始まり、歴史を刻んできた大変由緒ある学会です。例年、学術集会では約500名の医師・メディカルスタッフが一堂に会し、母体や胎児の診断・治療に関する最新の診療・研究成果報告並びに熱い討論が行われております。

 第41回日本母体胎児医学会学術集会では、「母体胎児医学 次の10年」をメインテーマとして、これからの周産期医学を考えるパネルディスカッションや特別講演、最新産科シミュレーション教育の紹介、教育セミナーを予定しており、母体・胎児医学の進歩・発展に多大な貢献をするものと確信しております。