会長ご挨拶

 

日本母体胎児医学会会長

 利之

香川大学医学部
母子科学講座
周産期学婦人科学
教授

  このたび、記念すべき第40回日本母体胎児医学会総会ならびに学術集会、そして第7回日台韓母体胎児医学シンポジウムを平成29年8月25日(金)、26日(土)にサンポートホール高松・かがわ国際会議場(高松市サンポート 2-1)にて開催させていただくにあたり、会員の皆様にご挨拶とご案内をさせて頂きます。伝統のある本会を、四国の地、高松にて香川大学が担当させていただくことを身にあまる栄誉と感じておりますと同時に、無事に行うことができるかどうか身の引き締まる思いでおります。

 さて、来年の本会は第40回という記念すべき大会であり、本会の原点が産婦人科ME研究会ということもありますので、第40回日本母体胎児医学会総会ならびに学術集会、そして第7回日台韓母体胎児医学シンポジウムのテーマは、「超音波大好き!」 We ultrasound とさせていただきました。

 そこで、40回すべてに参加された本会の生き字引ともいうべき千葉喜英先生に“40 Years Memorial Lectureをしていただくこととしました(英語)。本会の歴史を知っていただき、そして今後の進むべき道標になればと思います。

 また、昨今の日本における国内学会の国際化と第7回日台韓母体胎児医学シンポジウムとの併催を鑑み、現時点で Presidential Lecture“Dawn of new era in fetal behavioral science”、東京大学工学部教授、國吉康夫先生によるInvited Lecture“Computer modeling of human fetal movement and learning”、福岡大学解剖学教室のFeril Loreto先生によるPlenary Lecture“Safety of ultrasound and CT during pregnancy”International Symposium “Clinical application of 3D/4D ultrasound in obstetrics”(日台韓の9名のエキスパートの先生方)、1日目のLuncheon Seminar2題(池田智明先生によるCTGのお話、夫律子先生によるFirst trimester anomaly scanのお話)、Oral Presentation(第7回日台韓母体胎児医学シンポジウム)をすべて英語で行うことといたしました。若い先生方の積極的なご参加を是非期待しています。

 また、2日目のランチョンセミナー2題(1題は藤原寛行先生による妊娠中の細胞診のお話、もう1題は演者未定)、シンポジウム「新しい胎盤機能評価法」(4名のバリバリの若手研究者の先生方)、香川県立中央病院の横田恭子先生による教育講演「産婦人科感染症のup-to-date」、1日目の午前中と2日目の一般演題セッションはすべて日本語で行いたいと思います。是非、たくさんの演題申し込みをお願いいたします。来年の本会では会員のみなさまの日頃の周産期医療にかける診療・研究の努力あるいは成果を幅広く周知できるようなワクワク・ドキドキする面白くて楽しい学会になればと思っています。是非、ご期待ください。

 金曜日の学会終了後にはホテルクレメントにて、瀬戸内・讃岐の山海の幸・珍味をご用意して総懇親会(Cong-ress Party)を行いたいと考えておりますので、是非御期待いただけたらと思います。Entertainmentとして、香川県の有名ジャズバンド、Swingin’Wonderland JAZZ Orchestraによる迫力満点のスイングジャズのスタンダードナンバー演奏もお楽しみいただきたいと考えていますので、是非ご堪能頂けたらと思います。

 以上のように、盛りだくさんの内容を企画しております。実り多い学会とするため、教室員一同、皆一丸となって鋭意準備を進めております。是非多数の会員のみなさまのご参加を頂きますよう、心よりお待ち申し上げております。