第29回日本産科婦人科ME学会を下記の通り開催させていただきます。
本学会は、ご承知のごとく1978年に第1回日本産科婦人科ME懇話会として開催され、以来、年1回、毎年学術集会を開催し、長い歴史と輝かしい伝統を有しております。2000年に、日本産科婦人科ME学会に名称を変更し、国際胎児病学会(The
Fetus as a Patient)や、国際産婦人科超音波学会(International Society
of Ultrasound in Obstetrics and
Gynecology)が日本で開催された際には、ホスト団体となりました。本会は、産婦人科領域におけるメディカルエンジニアリングの学理および応用の研究についての発表、知識の交換、情報の提供などを行うことにより、臨床医学の発展に寄与することを目的とするもので、今後ますます本学会の意義は高まっていくものと確信いたします。
今回、主催の大役をいただき、当科としましては1993年の主催以来2回目の栄誉ということで、医局員一同はりきって準備をしております。会の内容ですが、学術プログラムは特別講演、シンポジウム、一般講演、周産期医学のトピックスを語る昼食会の4部構成としました。特別講演では産科出血の対応という内容で浜松医科大学 学長の寺尾俊彦先生から講演を頂戴する予定です。若い医師に伝承しなければならない産科の手技について話しをしていただく予定です。シンポジウムは近赤外線の臨床とIUGRの管理という2つのシンポジウムを行います。光を臨床医学に導入することは21世紀のMEを語る上で重要なテーマになります。近赤外線は無侵襲で、生体の酸素情報が得られる魅力的な光です。すでに臨床応用されている分野もあります。全国から各分野のエキスパートに来ていただき近赤外線医学の最前線について議論する予定です。もうひとつのシンポジウムはIUGRの管理です。Baker学説が認知され、今後、医学会全体からIUGRの病因、病態、管理について注目を浴びることは間違いありません。そこで我々産科医が日常扱っているIUGRの管理について新しい視点も踏まえて議論する予定です。
一般講演は従来どおり講演形式で行います。MEのみならず、母体、胎児に関することならどのような演題もかまいません。また一般講演からよい発表に対して奨励賞を設定しますのでふるってご応募ください。また2日目の昼に昼食をとりながら周産期医学のトピックスを語るという会を企画しています。話題の周産期のテーマを6つぐらい選び、各2人の専門家と食事をとりながら情報交換、議論をしていただこうと思っています。普段聞きにくいこと、臨床の実際のノウハウ、研究のこつなどについて専門家と楽しい会話をしていただくのが趣旨です。
学会の今後のさらなる発展のため、皆様からの多数のご演題とご参加を心よりお待ちしております。
〒430-7790 静岡県浜松市板屋町111-1
TEL:053-453-1111 FAX:053-451-1123
東名高速道路 浜松ICより車で
30分
同 浜松西ICより車で30分
中部国際空港(セントレア)より路線バスで2時間
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参加費:15000円予定(含:21日懇親会費用)
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プログラム:
特別講演・シンポジウム(I:近赤外線の臨床,II:IUGRの管理)
一般講演・周産期医学のトピックスを語る昼食会の4部構成
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宿泊:株式会社 ジェイティービー 浜松支店が承ります
〒430-0934 静岡県浜松市千歳町70-1 funビルディング4F
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e-mail:
hamamatu-dantai@jtb.jp
浜松医科大学 産婦人科学教室
TEL:053-435-2309 FAX:053-435-2308
担当:山本由美子 小澤英親 Eメール:me29@hama-med.ac.jp
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